健康経営 Q&A

熱中症対策(外現場・オフィス内)

こんにちは。メディカルコンチェルトの中の人です。

今回も熱中症対策です。前回は緊急対応と対策に関して書かせていただきました。今回は外現場とオフィス内での熱中症の対策について解説していこうかと思います。

■外現場での熱中症対策

■オフィス内での熱中症対策

■暑さ指数(WBGT)

■外現場での熱中症対策

昨今、報道などで室内での熱中症も多いと言われていますが、やはり外での熱中症が最も多いです。仕事によって厚着をしないといけない場合も多いかと思います。そんな中、炎天下で長時間の作業を行わなければならない過酷な現場もあります。そんな時、事業者側は事故が起きないように最善を尽くさなければなりません。適度な休息はもちろん、水分補給なども従業員の方に半強制的にでも取らせることが必要です。今更ですが、どのように対策を取れば事故が起きにくくなるのか、リマインドしていきましょう。

  • 定期的に休憩を取りましょう。

作業環境にもよりますが天候や気温、湿度によって心身への影響は違ってきます。

特に夏場は大量の汗もかきますし、温度湿度が非常に高く熱中症の危険性が高まります。意識的にこまめな休憩を取り入れましょう。もちろん、水分補給は必須です。

  • 少しでも体調に変化があったら報告しましょう。

何度も言いますが、熱中症は誰にでも起こりうる病気です。無理をしてもいいことは一つもございません。いつもより体がしんどい、めまいがする、頭痛がするなどいつもと違う変調があったらすぐに上長に報告し、涼しい日陰で休みましょう。また、嘔吐や意識混濁があればすぐに救急車を呼びましょう。周りも体調の悪そうな人がいないか確認しながら仕事を行いましょう。

  • 水分補給は塩分も

これも何度も言ってますが、お茶、コーヒー、ビールは利尿作用が強い飲み物です。

飲んだら飲んだだけ尿として外に排出されます。

推奨されるのはスポーツドリンク、経口補水液です。

糖尿病の疑いのあるかたや、血糖値が高い方はスポーツドリンクの飲みすぎには注意です。

市販のスポーツドリンクにはミネラル(塩分)やビタミンも豊富に含まれているので、脱水状態には非常に効果的だと感じています。しかし、それ以上に糖分も非常に多く含まれています。脱水状態に良いからと言って、多量に摂取すると肥満や糖尿病のリスクが上がってしまいます。何事も取りすぎは良くないってことですね。

内科医からは経口補水液が一番といわれています。ぶっちゃけると中の人は経口補水液が苦手です。健康な状態で飲むと薄い塩水を飲んでるような味がします。しかし、高熱で脱水状態のときに飲むと、不思議と少し甘みを感じてとてもおいしかった印象でした。

経口補水液。

中の人には体調によって味の変わる不思議な飲み物です。非常用に一本、自宅の冷蔵庫に入っています。

塩飴も効果的です。周りに水、お茶しかない現場も少なくはないです。

塩分補給が出来ないとミネラル不足で倒れてしまいます。そんな時には塩飴が効果的です。汗で失われた塩分も取れますし糖分もお手軽に取れます。学生時代の部活の試合時にはレモンのはちみつ漬けを食べたのを思い出します。

■オフィス内での熱中症対策

 さて、外現場での熱中症対策をご紹介しましたが次はオフィス内での熱中症対策です。意外と室内での熱中症も少なくないです。

原因としては

  • 暑いのにエアコンをつけない(節電の名目や、エアコンが身体に悪いという迷信を信じているお局様がいる)
  • エアコンを使用しているが、設定温度が高く、室温が高い
  • 席に直射日光が当たるなどなど

上2つは困りました。

エアコンを使用しないで熱中症になってしまうのは言語道断です。労働環境を整えるのは企業の義務です。また、設定温度が高すぎるのも問題です。よく勘違いされている方がおられますが、“28℃設定”というのは“室温”であって“設定温度”ではございません。また、湿度も重要です。湿度80%の28℃と湿度40%の28℃では体感温度が全然違います。

どうしても28℃にこだわりたいのであれば湿度を50%以下にしてみてください。オフィス内の熱中症のリスクは下がってきます。

あまりにもオフィス内の作業環境が悪いようでしたら、社内にいる衛生管理者に相談しましょう。衛生委員会の議題にあげて、提案してみるのもよい考えかと存じます。

また、最後の直射日光の問題ですがブラインドを調整して直射日光を避けましょう。それが難しいなら席替えを依頼しましょう。

■暑さ指数(WBGT)

最後に暑さ指数(WBGT)について解説していきます。

暑さ指数(WBGT)とは

環境省のHPによると

暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。

だそうです。

また、以下の図のように暑さ指数が28を超えてくると熱中症リスクが格段に上がります。また、机上では暑さ指数が28℃を超えることで熱中症患者が急増するとなっています。

この数値は“気温”、“湿度”、“輻射熱”の3つを取り入れた計算式の数字です。

細かい計算方法に関してはそこまで重要ではないので割愛します。

単に気温が高ければ悪いという問題ではないのが理解できましたでしょうか?

気温、湿度、輻射熱(直射日光から発生している熱なども含まれます)の管理が熱中症対策には必要不可欠です。

これを踏まえて、社内外での業務に関する熱中症対策を講じて労災事故を防ぎましょう。

では、また。