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シリーズ「新型コロナワクチン」②副反応について

こんにちは。メディカルコンチェルトです。

シリーズ「新型コロナワクチン」第2弾は、ワクチンの副反応についてです。

接種するか悩む中で、一番気になるのが、この「副反応」だと思います。実際に海外ではどのような副反応が生じ、その割合はどの程度なのか、どういった人がハイリスクにあたるのか、そのような疑問点を詳しく解説したいと思います。

目次

■どんな副反応があるの?

■海外での副反応の発生率

■国内での副反応の発生率

■接種に関するQ&A

どんな副反応があるの?

 副反応には大きく分けて、「局所反応」「全身性反応」があります。局所反応は、打った部位の皮膚に生じる反応のことです。一方、全身性反応とは、皮膚のみならず、身体、感覚など全体に及ぶ反応を指します。具体的な症状を下記に挙げます。

・局所反応・・・発赤、硬結、腫脹、疼痛、熱感、かゆみ、など

・全身性反応・・・頭痛、倦怠感、関節痛、発熱、など

海外での副反応の発生率

 国内で投与が始まっているのはファイザー社のmRNAワクチンです。このワクチンに関して、海外のデータがアメリカ疾病予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)より報告されています。(Reactogenicity Following Receipt of mRNA-Based COVID-19 Vaccines. JAMA.2021 Apr 5)

この報告によると、ファイザー社のワクチン1回目接種後に、局所の副反応を生じた人は下記の割合になります。2回目接種後の方が全体的にやや増加傾向にあります。副反応の出現時期としては、翌日が最も多く、年齢別では65歳以上の人の方が、65歳未満の人よりも副反応の頻度が低かったとしています。若年者の方が、副反応の頻度は高い傾向にあるようです。

ファイザー社新型コロナワクチン接種後の局所副反応発生率

症状別1回目接種2回目接種
局所反応全体65.4%68.6%
疼痛63.6%66.5%
発赤3.4%6.0%
腫脹6.6%10.3%
かゆみ3.8%6.3%

  全身性の副反応に関しては、こちらも2回目接種後の方が、発生頻度は高い傾向にあります。倦怠感、頭痛といった副反応が見られ、2回目接種後は半数以上の方で何等かの副反応が見られました。

ファイザー社新型コロナワクチン接種後の全身性副反応発生率

 症状別1回目接種2回目接種
全身性反応全体48.0%64.2%
倦怠感29.1%47.8%
頭痛24.7%40.4%
発熱7.0%21.5%
関節痛7.4%19.9%

国内での副反応の発生率

 それでは、国内では副反応の発生頻度はどうでしょうか。まだ、開始から間もないこともあり、データは小規模ですが、すでに厚労省より発表されています。(厚労省新型コロナワクチンの投与開始初期の重点的調査(コホート調査

 まず、局所の副反応ですが、接種の翌日から翌々日を中心にみられています。2回目接種後の方がやや頻度が高い傾向にありました。次に、全身性の副反応ですが、発熱、倦怠感、頭痛などの全身反応は、若年者の方が、高齢者よりも頻度が高い傾向が報告されており、海外の結果と一致しています。特に発熱に関しては、2回目接種後の37.5℃以上の発熱は、20歳代では約50%と2人に1人の割合で報告されています。一方、50歳代は約30%、70歳代では約10%と減少しています。

国内における新型コロナワクチン接種後の局所の副反応発生率

国内における新型コロナワクチン接種後の発熱(37.5℃以上)の発生率

接種に関するQ&A

Q:妊娠中・授乳中でも打てるの?

A: 妊娠12週まではワクチン接種を避けて下さい。妊娠12週以降、授乳中はワクチン接種は可能ですが、妊婦・胎児、授乳中の接種に関するワクチン接種の安全性はデータが不足しており確立していません。産婦人科の主治医とよく相談して接種をするかご検討下さい。

Q.その他、接種を控えるべきケースをありますか?

A: 免疫抑制薬を内服している方、妊娠中の方への安全性は確立されていないほか、ポリエチレングリコールに対するアレルギーのある方もワクチンと構造が似ているため、接種は控えるべきとされています。また、ワクチンは2回接種となりますが、1回目の接種でアレルギー反応があった方は、2回目接種するか医師と相談が必要となります。

Q:3週間の間隔で接種できない場合は?

A:1回目の接種から3週間を超えた際はできる限り速やかに2回目を打つことが望ましいとされています。3週間以上の間隔をあけて投与した際の有効性に関しては十分わかっていません。

 以上、新型コロナワクチンの副反応について、海外・国内の報告をまとめました。
シリーズ「新型コロナワクチン」第3弾は「企業での考え方」についてです。会社の人事担当の方、産業保健業務にあたる方には是非ご一読いただけますと幸いです。

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