健康経営 Q&A

新型コロナウイルスワクチン ー有効性・安全性、会社で準備すべきこと、Q&Aまでー

こんにちは。メディカルコンチェルトです。

新型コロナウイルスワクチンの接種がいよいよ国内でも開始されました。連日ニュース等で様々な情報が発信されていますが、「任意接種」ということもあり、その判断に悩んでいるかたも多いと思います。

今回は、新型コロナワクチンがどういうものか、そして、現時点でわかっている特徴や有効性・安全性についてまとめました。また、企業様からよくある質問についての回答・解説も掲載しておりますので、参考にしていただければと思います。

目次

■ワクチンはだれが、どこで、いつ受けられるの?

■ワクチンは無料?有料?

■mRNAワクチンってどういうもの?

■副反応にはどんなものがあるの?

■ワクチン接種開始前に会社で決めておきたいこと

ワクチンに関するQ&A

 ー感染症が発症するリスクは? 

 ーmRNAワクチンがDNAに与える影響は?

 ー妊娠中・授乳中は受けられる?

 ーその他、接種を控えるべきケースは?

ワクチンはだれが、どこで、いつ受けられるの?

①ワクチン接種の優先順位

2021年2月より医療従事者へのワクチン接種が開始されました。接種の優先順位ですが、現在の発表では、①医療従事者、②高齢者、③高齢者以外で基礎疾患を有する方、④高齢者施設等の従事者、となっています。(令和3年2月15日発表厚生労働省資料より)

②接種が受けられる時期

接種の時期については、令和3年2月17日~令和4年2月末日予定とされており、優先順位、地域によって接種開始時期の変動があります。

③接種回数と接種の間隔

ワクチンは「2回接種」が必要です。現在、国内に入荷されているファイザー社のワクチンは、1回目の接種から3週間後に2回目の接種を受けます。

④接種が受けられる場所

原則として住民票所在地の市町村の医療機関や接種会場で接種を受けられます。インターネットで接種を受けられることのできる医療機関や接種会場を探すための総合案内サイトを設置予定とのことなので、市町村からの広報などを確認しましょう。

⑤必要な手続き3STEP

1.市町村から「接種券」と「新型コロナウイルスワクチン接種のお知らせ」が届きます。接種可能時期と接種会場を確認しましょう。

2.電話やインターネットで予約しましょう。

3.接種を受ける際は「接種券」と「本人確認証(保険証や運転免許証)」を持っていきましょう。

ワクチンは無料?有料?

接種は全員「無料」で受けることが出来ます。

最近、接種費用に関する振込詐欺が発生していますのでご注意ください。

mRNAワクチンってどういうもの?

では、今回私たちが接種するワクチンとは一体どういうものなのでしょうか。現在、医療従事者を中心に接種が始まっているファイザー/ビオンテック社のワクチンは、「mRNAワクチン」になります。ワクチンが体内に入ると、下図のように、ウイルスを構成するタンパク質が産生されます。これが免疫細胞であるT細胞・B細胞に働きかけ、ウイルスに対する中和抗体を産生し、我々の身体をウイルスの感染から防御してくれる仕組みです。(参照:https://www.pfizer-covid19-vaccine.jp/mRNAについて.pdf)

ワクチンの有効性・安全性について

 海外の報告で、ワクチンを接種した群では、発症率が1/20に抑えられたとの報告があります。(有効率95%)。ただし、無症候性への効果やワクチンの効果の持続期間についてはまだ報告が少なく、定かではないため、引き続きマスク等の予防策は必須です。

副反応にはどんなものがあるの?

 ワクチン接種後は当日から数日のあいだは体調管理に注意が必要です。副反応の多くは48時間以内に出現するとされています。重篤な副反応であるアナフィラキシー(発生率:100万人あたり5~10人)症状を呈した人の内90%は30分以内に出現しているとの報告もあります。その他の主な副反応として以下のようなものが挙げられます。

•皮膚症状:注射部位の発赤、腫脹、じんましん

•消化器症状:腹痛、吐き気など

•呼吸器症状:のどのかゆみ、息苦しさ(アナフィラキシー)

•その他:発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛など

ワクチン接種開始前に会社で決めておきたいこと

 ワクチン接種は市町村ごとに行われ、接種日は平日となるケースも多いと思います。会社では、接種日を「有給休暇扱い」「欠勤扱い」とするかなど、事前に決めておくとよいでしょう。また、接種後に副反応が出た場合の欠勤に対する扱いに関しても同様です。副反応のひとつである発熱は多くの場合、接種後48時間以内に始まり、発症後48時間以内に改善します。コロナ疑いの発熱に対して、自宅待機5日間など定めている企業もあると思いますが、副反応による発熱に対しては別途規定を設ける必要があるでしょう。

ワクチンに関するQ&A

Q.ワクチンで感染症が発症するリスクはありますか?

A.ワクチンはウイルスそのものを産生するのではなく、ウイルスを構成する「タンパク質」を産生します。ですので、ワクチン接種によってウイルス感染を引き起こすことはありません。

Q.mRNAワクチンで自分のDNAに影響がでたりしませんか?

A.ワクチンのmRNAは数日で自然に分解されます。よって、ご自身のDNAが影響を受けることはありません。

Q.妊娠中・授乳中でも打てるの?

A.妊娠12週まではワクチン接種を避けて下さい。妊娠12週以降、授乳中はワクチン接種は可能ですが、妊婦・胎児、授乳中の接種に関するワクチン接種の安全性はデータが不足しており確立していません。産婦人科の主治医とよく相談して接種をするかご検討下さい。

Q.その他、接種を控えるべきケースをありますか?

A. 免疫抑制薬を内服している方、妊娠中の方への安全性は確立されていないほか、ポリエチレングリコールに対するアレルギーのある方もワクチンと構造が似ているため、接種は控えるべきとされています。また、ワクチンは2回接種となりますが、1回目の接種でアレルギー反応があった方は、2回目接種するか医師と相談が必要となります。

Q.3週間の間隔で接種できない場合は?

A.1回目の接種から3週間を超えた際はできる限り速やかに2回目を打つことが望ましいとされています。3週間以上の間隔をあけて投与した際の有効性に関しては十分わかっていません。

接種するかどうかは、個々が十分に検討したうえでの判断となりますが、本コラムが、その判断の一助となれば幸いです。

メディカルコンチェルトでは、「健康講話資料」にてスライド資料も公開しています。ダウンロードしてご利用頂けますので健康講話等で是非ご活用ください。

健康講話資料バックナンバーはこちら